QRコードの最小サイズは、何cmと決まってはいません。一辺は「(マス数+余白の8マス)× 1マスの大きさ」で決まります。 QRコードを作った会社は、一般的なレーザープリンタで刷れる1マスを0.17mm程度とし、最小のQRを3.57mm程度としています。ただしスマホのカメラで読める下限は公表されていません。 2cmに作ると、https://yattokun.com/(21文字)は1マス0.49mm、Googleドライブの共有リンクの形(82文字)は0.35mmでした。名刺のように場所が限られる時は、cmを削る前に中身を短くします。 数字は2026-09-30に画面の上で測ったもので、紙に刷ってスマホのカメラで読む確認はしていません。
結論: 大きさは「1マスが何mmになるか」で決める
同じ2cmでも、中身が短いQRほど1マスが大きく、読みやすくなります。 QRコードのマス数は、入れる文字数と汚れ・欠けへの強さで決まります。
- 一辺 =(マス数+8)× 1マス。 8は上下左右の余白(各4マス)の分です
- 刷れる1マスの下限の目安は0.17mm程度(一般的なレーザープリンタ)。 これは印刷の話で、スマホで読める下限ではありません
- 作った会社は「できる限り大きく」をすすめています。 置ける場所の中で一番大きく刷り、それでも1マスが小さければ中身を短くします
判定: 中身と大きさから、1マスの大きさを見る
表で自分のQRの1マスを見て、小さすぎる時は中身・強さ・大きさの順に直します。 やっとくんのQRコード作成の中で使っている関数で、中身ごとのマス数を数えました(2026-09-30、見本「普通」、強さは「強い」=初期値)。1マスは「一辺 ÷(マス数+8)」で出しています。
| QRに入れた中身 | 文字数 | マス数 | 2cm | 3cm | 4cm | 5cm |
|---|---|---|---|---|---|---|
https://yattokun.com/ |
21 | 33 | 0.49mm | 0.73mm | 0.98mm | 1.22mm |
自分のサイトに置いた案内PDFの例(https://example.com/files/guide-2026.pdf) |
40 | 37 | 0.44mm | 0.67mm | 0.89mm | 1.11mm |
| Googleドライブの共有リンクの形(IDは架空) | 82 | 49 | 0.35mm | 0.53mm | 0.70mm | 0.88mm |
| 同じリンク・強さ「普通」 | 82 | 41 | 0.41mm | 0.61mm | 0.82mm | 1.02mm |
| URLに計測用の目印(utm_〜)を3つ足した例 | 98 | 53 | 0.33mm | 0.49mm | 0.66mm | 0.82mm |
写真・ロゴを全面に敷く見本で https://yattokun.com/ |
21 | 41 | 0.41mm | 0.61mm | 0.82mm | 1.02mm |
比べる目安(どれも作った会社の資料の数字):
- 0.17mm: 一般的なレーザープリンタで刷れる1マスの最小
- 0.254mm: 400dpiのプリンタで1マスを4ドットにした計算例
- 0.5mm: 大きさの説明に使われている例(25マスで12.5mm角)
直し方の順番:
- 中身を短くする。 長いURLより短いURLのほうがマス数が減ります(82文字49マス→21文字33マス)
- ロゴや写真を入れないなら、「細かい調整」の強さを「普通」にする。 82文字で49マスが41マスになります。ロゴ・写真入りは「強い」に固定です
- 大きさを上げる。 名刺なら置ける一辺を測り、その中で一番大きいcmを選びます

- ツールの「大きさ」は余白込みの一辺です。 2cmを選ぶと、33マスのQRなら本体は約1.6cmで、残りが余白です
- やっとくんのQRコード作成で選べる一番小さい大きさは2cmです。 見本「普通」はマス数が33より少なくならないので、20文字ほどの短いURLでも33マスになります
- 枠と文字を付けると、その分だけ全体が大きくなります。 置く場所は枠と文字を含めて測ります

このツールの見本は、点をマスより小さく描くものがほとんどです。 見本「普通」で保存したSVGを測ると、点の幅は1マスの44%でした。2cm・82文字なら、点そのものは約0.15mmです。 小さく刷る時ほど、表の1マスより実際の点が細かいことを頭に入れておきます。
一次資料
最小の大きさと、刷れる1マスの目安は、作った会社(デンソーウェーブ)が示しています。
「どれだけ小さくセルを印字できるかは、お使いのプリンタによって異なりますが、一般的なレーザプリンタの場合で、1セルあたり0.17mm程度が最小セルサイズとなります。」 「QRコードの最小サイズは、0.17mm×21セルで、3.57mm程度ということになります。」 「例えば、バージョン2のQRコードは25×25個セルで構成されていますので、 1つのセルを0.5mm とすると、12.5mm 角(運用時は、この周りに4セル分の空白が必要です)のQRコードとなります。」
— デンソーウェーブ QRコードドットコム「FAQ」(QRコードの最小サイズ/最大サイズは?・QRコードの大きさは?) https://www.qrcode.com/faq.html(2026-09-30 到達)
1マスは大きいほど読みやすく、できる限り大きく刷ることがすすめられています。
「セルが大きいほど、QRコードスキャナで読み取りやすくなります。用途に応じて総合的に決定する必要がありますが、印字領域の範囲で、できる限り大きく印字する事をおすすめします。」 「デンソーウェーブでは安定した運用のため、1セル4ドット以上で印字することを推奨しています。」
— デンソーウェーブ QRコードドットコム「セルの大きさを設定するためのポイント」 https://www.qrcode.com/howto/cell.html(2026-09-30 到達)
余白は上下左右に4マスずつで、一辺はそれを含めて計算します。
「上下左右、それぞれ4セル分以上の確保が必要です。」 「プリンタの解像度を 400dpiとします。→4ドット構成で印字した場合、0.254mm となります。」 「つまり、1辺が9.398mmの正方形スペースが必要なコード領域となります。」
— デンソーウェーブ QRコードドットコム「コード領域を確定するためのポイント」 https://www.qrcode.com/howto/code.html(2026-09-30 到達)
スマホのカメラで読める大きさは、作った会社も答えていません。
「携帯電話でのQRコードの読み取りはカメラの性能に左右される事が多いため、携帯電話カメラでの読み取りに関するお問い合わせにつきましてはデンソーウェーブではお答えしかねる場合がございます。」
— デンソーウェーブ QRコードドットコム「FAQ」(携帯電話での読み取りについて) https://www.qrcode.com/faq.html(2026-09-30 到達)
間違えやすい点
「最小〇cm」を探しても、答えは中身と1マスで変わります。 取り違えやすい所を並べます。
| 思い込み | 実際 |
|---|---|
| QRコードの最小サイズは何cmと決まっている | マス数と1マスの大きさで決まる。 同じ2cmでも1マスは0.33〜0.49mm(上の表) |
| 1マス0.17mmまで小さくしてよい | 0.17mmは刷れる下限の目安。 読む側の分解能も要り、スマホのカメラの下限は公表されていない |
| ツールで2cmを選べば、QRの本体が2cm | 余白込みで2cm。 33マスなら本体は約1.6cm |
| 名刺でもチラシでも同じURLでよい | URLが長いと、同じcmでも1マスが小さい。 名刺のように小さく刷る物ほど短くする |
| 表の1マスの大きさ=刷られる点の大きさ | 見本の多くは点をマスより小さく描く。 見本「普通」で1マスの44% |
| 枠と文字を付けても、全体は選んだcmのまま | 枠と文字の分だけ全体が大きくなる。 置き場所は枠込みで測る |
測っていないこと・ここから先は推論
この記事の数字は、画面の上で測ったものです。 次のことは確かめていません。
- 紙とスマホのカメラでは読んでいない。 2cmや3cmに刷ったQRを、iPhoneやAndroidの標準カメラ、LINEで読む確認はしていません。この記事の表は「1マスが何mmになるか」までで、「何mmなら読める」は示していません
- 読み取りアプリによる違い。 読める1マスの下限は、機種・アプリ・カメラで違う可能性があります
- 印刷の条件。 プリンタの解像度、インクのにじみ(小さい点が太る・細る)、光沢紙やラミネートの反射、曲がった面への貼り付けで読みやすさが変わる可能性があります
- 点をマスより小さく描くと、小さく刷った時に点が刷れなかったり、かすれたりする可能性があります(推論)。 0.17mmは1マスの目安で、点の大きさの下限ではありません。2cm・82文字で点が約0.15mmになる組み合わせは、特に紙で確かめたい所です
- 「読み取り距離はQRの一辺の10倍まで」という目安は、出典に届きませんでした。 上の一次資料(作った会社の3ページ)には読み取り距離の目安は書かれていなかったため、この記事では使っていません。チラシを離れた所から読ませる時の大きさは、この記事では決められません
- ツールの「ロゴ・写真入りは3cm以上をすすめます」という案内も、紙では確かめていません
次の1手
置ける一辺を測り、表で1マスが大きくなる組み合わせを選んだら、そのcmで作ります。 QRコード作成の「大きさ」でcmを選ぶと、印刷用の寸法でPNG・SVGを保存できます。1マスが小さい時は、先に「内容」を短いURLにします。
やっとくんで作れる見本「普通(赤・角丸)」cmを選ぶと、印刷用の寸法でPNG・SVGを保存できる見本を選んで、内容や色を変えられますこのQRを作る